2015年8月6日木曜日

(2643)もう一つの祖国ミャンマー編⑩ いつか祖国でおもてなし

  8月6日の朝日新聞(ミャンマー編・最終回)より。「民主主義獲得を!」。1988年、ミャンマーは一党独裁の打倒を目指すデモに揺れた。吉岡徳喜さんの孫で歌手キンワンさんの長女プインピュティさん(45)も、ピイの大学生でデモに参加した。吉岡さんは一党独裁に振り回されてきた。軍政は「闇商人に打撃を与えるため」と称して、87年まで3回も出された廃貨令では、突然祖父が箪笥に蓄えた高額紙幣の札束が紙くずになった。祖父は70年代にはミャンマー国籍を取らざるを得なかった。父キンワンさんが52歳で亡くなった2000年、母を養うため仕事を求めて来日。駅ビルで総菜販売の仕事をしているが、客を一番に考える「おもてなしの心」が大好き、民主化と経済的な「開国」が進む母国で、「いつか日本の接客を紹介したい」。そんな 夢を描く。

2 件のコメント:

  1. 是非とも夢が実現しますように!

    K.A.

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  2. K.A.さん
    同感。ところで歌手キンワンさんを知っていた在日ミャンマー人は、どれくらいいるのかしら。

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