2015年8月22日土曜日

(2659)ミャンマー国軍トップ スーチー派勝利でも「結果尊重」

  8月22日の朝日新聞より。ミャンマー国軍最高司令官ミンアウンフライン氏は、11月の総選挙で野党(NLD)が勝っても「結果を尊重する」と明言した。国軍最高司令官は、現憲法下で大統領に匹敵する権限を持つ最高実力者で、例えば国防、内務、国境の3閣僚の指名ができ、また国家の非常事態に全権の掌握ができる。今回の選挙で優勢とされるNLDが政権を担うことに「心配はない」と述べた。国軍は1990年の総選挙でNLDが大勝した結果を認めず、権力を握り続けた。ただ軍は2011年に民政移管をし、民主化に舵を切った。その方向が続くことを明確にした形で、日系企業の進出にも追い風となる。一方で、国会定数の4分の1を軍人枠にするなど、軍の政治関与を認めた憲法の条項については、現時点での改正に否定的な考えを示した。

2 件のコメント:

  1. 取り会えず、一安心…。

    K.A.

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  2. K.A.さん
    今の軍政の後ろに実力ナンバー1のタンシュエがいて、事実上軍を動かしているとの情報が広がっています。11月の選挙はNLDが勝つでしょうが、憲法は変えられず、結局軍政が続く気がします。

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