2014年9月6日土曜日

(2306)バングラデシュからのロヒンギャ族送還に同意

    9月3日のミャンマーニュースより。バングラデシュとミャンマーの外相は、8月31日、ダッカにて2国間会合を行い、ミャンマー側は2005年から停止状態にあるロヒンギャ族の送還プロセスの再開に同意した。このプロセスは2か月以内に開始される予定。ミャンマー側に帰還できるのはミャンマー側が定めた条件のもとで選定された2415人の難民のみ。基本的条件とは、両親がミャンマー人であるという証明の提示である。公式の難民キャンプは2つで、そこに暮らすロヒンギャ族は32000、非公式の難民キャンプも多数存在するが、公式キャンプに比べ、NGOなどの援助もうけられない。誰も非公式キャンプで暮らす難民のことは気にかけていない。彼らはいったいどうやって生きればいいのだろうか。今回の返還が、「始まり」であって「終わり」でないことを祈るばかりだ。

2 件のコメント:

  1. 全くの同感…。
    さらに言うならば、「始まりの始まり」であってほしい。

    K.A.

    返信削除
  2. K.A.さん
    間もなく始まりの終わりでしょう。バングラデシュもミャンマーもこの問題に触れたくないので。イスラムは各地でテロを繰り返しており、将来大きな問題となる可能性があります。

    返信削除