2014年9月21日日曜日

(2322)蘭貢界隈膝栗毛(7)古本屋は辛いよ?

  9月19日のミャンマー新聞連載コラム(アジ研・長田紀之氏)より。ストランドの西にパンソーダン通りがある。ここは植民地時代ヤンゴン随一のビジネス地区で、銀行や百貨店、商社も見られた。今ではこのパンソーダン地区は、古本屋街として有名で、東京の神保町のような所だ。ミャンマー人は本好きが多い。神保町もそうだが、古本屋めぐりは、宝探しのようで楽しい。神保町と違うのは、彼らの多くが露天商。雨風を防ぐのに、竹竿で支えたビニールシート1枚が頼り。筆者がこの古本屋街に通い始めたのは21世紀に入ってから。学部卒業論文に必要な貴重な原著もここで購入した。状態が最悪で、雑にめくるとハラハラと崩れ落ちた経験も。あれから10余年、都市開発ブームで大建築が立ちはじめ、新書を扱う本屋も出現。いままで古本を扱っていた店の保全を望む。

2 件のコメント:

  1. いつまでも露店ではどうも…。神保町式に転身する必要があるのでは?

    K.A.

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  2. K.A.さん
    お互い神保町はよく通いましたね。転身は時間をかけないと無理です。

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