2014年9月10日水曜日

(2311)ミャンマー「白骨街道」、よみがえる戦争の記憶

  9月10日の朝日新聞電子版「特派員リポート」欄より。福田記者執筆。1944年3月に旧日本軍が始めたインパール作戦は、旧日本軍の数々の作戦の中でも計画のずさんさと、退却時の悲劇で有名だ。先人が進軍し、撤退した現地を訪ねて、いかに過激な環境かが分かった。地元の人に聞くと、チン州は70年前とほとんど変わっていないそうだ。車がやっとすれ違える細い道が、険しい崖の上を曲がりくねって続く。道はぬかるんでいて、タイヤを取られて車が滑る。崖下に転落した当時の戦車をいくつか見た。第2次世界大戦で、日本の戦争指導者は、外国を侵略しただけではない。兵士を含む一般国民に対する加害者でもある。東アジアの安全保障が転換期を迎えるいま、第二次大戦の実情を知ることが大切だ。地に足がついた外交・防衛の議論をするためにも。

2 件のコメント:

  1. 過去の実情を知ることは、本当に重要ですな。

    K.A.

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  2. K.A,さん
    確かに戦争の語り部は少なくなったが、関連する書籍は残っている。これからは戦争関連書籍を紹介することを薦めたい。

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