2014年8月27日水曜日

(2297)在日ミャンマー女性2名と話し合う

  最近、2名のミャンマー人女性と一緒に話し合う機会があった。二人とも居酒屋で働いているしっかりした女性で、最近のミャンマー問題を次のように語ってくれた。スーチー大統領の実現はまず無理、帰国した友人の多くは、物価(特に土地・家屋)が高く、住みにくいと言っている。まだ東京にいる方が「まし」との声も。ミャンマー財閥が政府と手を握っており、期待するほど民主化も進んでいない。中国は各地に進出してくるが、多くの中国人労働者を連れて来てミャンマー人のプラスにならない。いまミャンマーで一番大切なのは「教育」だろう。ミャンマー仏教徒による反イスラム闘争について、ミャンマー仏教には、日本同様いろいろな派閥があり、必ずしも1枚岩ではない。僧侶の中には反イスラムなど、闘争好きな人がいるのも事実だが、嘆かわしい。以上、貴重な声だ。

2 件のコメント:

  1. 本当に「教育」は、最重要ですな。我々も、かつては軍国少年でしたね。

    K.A.

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  2. K.A.さん
    いまの在日ミャンマー人は、比較的裕福な人しか来日できない。彼らは大学を出ているが、実態は閉鎖された大学での通信教育を受けただけという人が多い。彼ら自身が教育の低下を実感しているようだ。

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