2014年8月26日火曜日

(2296)ミャンマーで遺骨収集へ

  8月26日の朝日新聞夕刊より。旧日本軍に3万人の戦死者を出したインパール作戦から今年で70年。敗走するチン州で、約40年ぶりとなる本格的な遺骨収集が始まりそうだ。たくさんの兵士が命を落とした退路は「白骨街道」と呼ばれた。ゾミ族が住むトゥイキアン村で、日本兵の遺骨が見つかったのは今年の4月、村長は「100人以上の日本兵が眠っているだろう」と語る。「ビルマご遺骨帰国運動」の井本勝幸さん(49)は、調査を開始した。村の長老(96)は、日本兵は軍服を脱ぎ棄てシャツ姿で飢えに苦しみ南を目指したという。第二次世界大戦での日本の海外戦没者は240万人といわれ、113万人の遺骨は日本に戻っていない。厚労省はミャンマー政府との交渉が整い次第、遺骨の調査と収拾に入りたいという。まだ古老が生きており今が最後のチャンスだ。

2 件のコメント:

  1. 人生、さまざま。全く気の毒な方々ですな。心から合掌!!

    K.A.

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  2. K.A.さん
    白骨街道の存在は、多くの戦記により認められているが、奥地での遺骨回収は手つかずのまま、早く実施してほしい。なお、チン州に外国人が入れるのは最近のことだ。

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