2014年7月3日木曜日

(2242)蘭貢界隈膝栗毛(5)

  6月25日発行の「ミャンマー連載コラム」。日本貿易振興機構アジア研究所の長門紀之氏執筆の5回目だ。ヤンゴンに通い始めた10年ほど前、筆者の常宿はダウンタウンの裏通りにあるゲストハウスで、窓のない小さな部屋で1泊8ドル。いまは30・40ドルで、深刻な宿不足だ。しかし通りの様子はあまり変わらない。幅10m弱の道路は両側に車が止まると、もう一台通るのがやっとだ。上層階のベランダからは、竹竿がにょきにょき出て洗濯物を干している。幅60mのスーレーパゴダ通りを中心として、同じく東西方面に幅30mの道路が250m間隔で走り、壮大な建物が並ぶ。その中を南北に幅15mと10mの道路が並ぶ、いまだにくすんでいない絢爛豪華な表通りに対し、裏通り住人はインド人からミャンマー人に変わり今見るように明るく普通の空間と変わった。

2 件のコメント:

  1. 裏通りも徐々に改善されて、嬉しいですな。

    K.A.

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  2. K.A,さん
    各国からの経済支援で、ヤンゴン市内も大きく変わるでしょう。ただ、妙に西欧化しないように注意してほしい。

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