2014年7月26日土曜日

(2265)タイとミャンマー 民主化への苦闘に目配りを

  7月26日の朝日、柴田記者のザ・コラム欄より。5月のクーデターで実権を握ったタイの外務次官は、タイ軍事政権の説明役を担っているが、欧米諸国の高官からは面会を拒否されるなど、厳しい状況が続いている。タイ軍がクーデター後、メディア関係者を拘束した際、ミャンマーのマスコミから「深く憂慮し、言論の自由の尊重を求める」と言われ、立場が逆転。また、ミャンマーの国軍トップがタイ国軍トップと会った際、「わが国は1988年に似たような経験をした。タイはうまくやるだろう」とエールを送った。両軍政に共通点は多くあり、「ビルマモデルを踏襲したのでは」との意見もある。タイの選挙では数に勝るタクシン派の排除は不可能、とすればミャンマーに習うしかない。日本の経済界から「(タイでも)大統領はやはり軍出身者がいい」の声が出ているが、無頓着すぎる。

2 件のコメント:

  1. タイの軍事政権は、テインセイン大統領の方策が大いに参考になるのでは…。

    K.A.

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  2. K.A.さん
    内紛の多い国の場合、軍政が必要な場合がある・・・・と私もちょっと思うときがある。これって柴田記者が言うように「無頓着すぎる」のかなあ。

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