2014年7月15日火曜日
(2254)蘭貢界隈膝栗毛⑥ストランド通り
アジ研・長田紀之氏がミャンマー新聞に連載中。ヤンゴンのダウンタウンの南の沿岸通り、英語ではスットランドロードがあり、ここで象徴的な建物がスットランドホテル。19世紀後半、ヨーロッパ人のアジア訪問が多くなり、アルメニア人のサーキーズ兄弟が、相次いで東南アジアに高級ホテルを建設、ヤンゴンではこのスットランドホテルを建てた。しかし、この国の動乱と、アルメリア人コミュニティの盛衰と共に、転変の道をたどることになる。サーキーズ家は1925年に別のアルメリア人に売却した。現在、アルメリア人はごく少人数しか住んでおらず、過去を話したがらない。ミャンマーが軍事政権に変わり、ホテルとアルメリア人とのつながりが消えた。1993年に新装開店、香港系のホテル業者に経営が移り 引き続き洗練されたサービスと、植民地的郷愁を提供している。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
過去に遡って回顧すると、なかなか興味ある内容となりますな。
返信削除K.A.
K.A.さん
返信削除いまでもミャンマーで最高クラスのホテルといわれてます。