2010年11月1日月曜日

(903)ビルマ総選挙 またまた連載

(2010年11月1日)
  朝日新聞はまたビルマ総選挙の連載を始め、きょうは一回目。見出しは「軍政追認、冷める市民」、「民主化裏切られ、低調」と。軍事政権は手段を尽くして市民に選挙参加を呼びかけている。軍政そのものといえる連邦団結発展党(USDP)の勝利が確実視されるなか、軍政は投票率を上げることで選挙を正当化しようとしている。市民Aは投票には行かざるを得ないと思っているが、投票所では有権者名簿でチェックされる。「選管職員が見ていなければ非軍政系の政党に投票する」という。ヤンゴンでは一週間後に迫った選挙を感じさせるものはほとんどない。市民Bは1990年の選挙を振り返り「あのときは世の中を変えられるという熱気があった」という。市民CはUSDPのなかに経済人が含まれているので、かすかな期待を寄せた。ある雑誌社が3千人にアンケートしたが、選挙に関心がある市民はわずか3割に過ぎない。

2 件のコメント:

  1. NUP(国民統一党)が、ダークホースとして躍進してくれないかな…?
    K.A.

    返信削除
  2. k.a.さん
    NUPは一党独裁政治を続けたネーウイン傘下のグループで、今のタンシュエ率いる軍事政権の前身ともいえます。軍政が嫌いな人はNUPに投票するでしょうが、似たり寄ったりのグループだと思いますよ。(N)

    返信削除