2010年11月19日金曜日

(921)またまた広がった「噂」

(2010年11月19日)
 ビルマ軍政は、90%以上の民意で成立した憲法に則り、今回の総選挙を実施したので、新政府は「文民民政政権」であると言い張るだろう。形としてはその通りだが、実態は従前の軍事政権となんら変わるところなく、むしろ悪質化してるといえよう。しかしすでに中国、ロシア、インド、アセアン各国はこの選挙結果を認めるようである。最近、難民申請中のビルマ人から「入管はビルマに民主化政権ができたのだから早く帰国せよ」と強く言われているとの噂が広まってる。同じようなことを本ブログの(568)にも書いておいた。彼らの多くは難民認定申請書や異議申立てに係る申述書に、「ビルマが民主国家に変わるときまで日本在留を認めてほしい」と訴えているようだが、この点誤解を生じる可能性がある。難民認定申請者は「民主化政権とは認めない」、「帰国したくない」とはっきり入管に伝えるべきであり「噂」も控えよう。

2 件のコメント:

  1. 民主国家となれば、当然、政治犯釈放等が行われると思うけど、どうなるのかな?
    K.A.

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  2. k.a.さん
    恩赦という形で一部を除き解放されるのでは?日本を含め欧米ではスーチーさんの解放と、2100人の政治囚の解放を叫んでいたので、そのガス抜きとして順次解放すると思いますが。選挙が終われば収容しておく必要性はなくなるので。

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