2016年7月19日火曜日

(2991)焦点:米国は「静かな外交」展開、南シナ海の緊張緩和を狙う

 7月15日の朝日ディジタルより。南シナ海における中國の領有権を否定した仲裁裁判所の判断に乗じて、フィリピンやインドネシア、ベトナムなどのアジア諸国が、攻撃的な行動に出ないよう、米国が静かな外交政策を展開している。オランダ・ハーグの仲裁裁判所が、12日に下した裁定を受けて、事態を収拾させようとする米国の努力は、台湾がその翌日、南シナ海の南沙諸島に軍艦を派遣したことで早くも後退を強いられた。台湾の蔡総統は出航前の甲板で、目的は領海の防衛だと乗組員に伝えた。今回の仲裁裁判は、7月末にラオスで開かれるアセアン会議で最重要課題となる見込み。もし米国の試みが失敗し争いが対立へとエスカレートする場合は「米海軍と空軍が領有権争いが続く地域での航行の自由を守るため準備を整える」と防衛当局は説明。

2 件のコメント:

  1. 「航行の自由」は当然と思うけど、一体全体、、どうなるのかな。
    K.A.

    返信削除
  2. K.A.さん
    南シナ海問題、英国のEU離脱問題、ロシアのドーピング問題、アメリカのトランプ問題など、世界的な難問題が立て続けに派生しても、米国の抑制的姿勢のためか、混乱は最小限に抑えられている感じ。我々も抑止的姿勢を学ぶ必要がありそうだ。

    返信削除