2016年7月22日金曜日

(2994)「脱中国」図るミャンマーで高まる日本の存在感②

 (昨日から続く)融資額は2014年には前年の2倍近い983億円に膨らんだ。日本政府もミャンマーへの援助に積極的で、交通インフラ整備や都市計画裁定には1000億円規模のODAが実施される見通しだ。現在も日本援助のもと、ヤンゴンの下水道の再整備、気象観測レーダーの建設などが進んでいる。ヤンゴン近くのティラワで、三菱、丸紅、住友といった大手商社が、工業団地の開発を行っている。ミャンマーの最大の貿易相手国が中国なのは今も変わらないが、欧米諸国や韓国も参入している中で日本が健闘している背景には、歴史的な関係の深さや親日的な市民感情もあるようだ。その一つが「日本語ブーム」だ。こうして順調に存在感を増す日本だが、日中、日韓関係を損ねてきた日本は、歴史認識問題をミャンマーで繰り返さないよう 注意が必要。

2 件のコメント:

  1. 油断大敵。緊張感を持って進めてほしい。
    K.A.

    返信削除
  2. K.A.さん
    お互いに長い国境線を持っているので、相互に友好的な気持ちでの接触が大切。軍事的な対応は要注意。

    返信削除