2016年7月9日土曜日

(2981)男子も日傘 仏教国の傘事情 ヤンゴン

 7月9日の日経新聞電子版より。灼熱の日差しが照りつけるヤンゴンでは、晴れの日でも傘の花が開く。目抜き通りを観察してみると、女性は勿論、日本ではまだ珍しい「日傘男子」が大勢歩いている。仏教国の当地では、国民の1割以上が仏門に入っており、街中でもたくさんの僧侶とすれ違う。彼らの傘は袈裟の色とあわせたえんじ色。コーディネートが何ともおしゃれで、日本風にいえば「イケ僧(いけてる僧侶)」だ。その色使いに感心しながら眺めていると、ひときわ異彩を放つ「ちょいワル」な僧侶が現れた。サングラスをかけ、腕には入れ墨。手にはカジュアル衣料品店の袋を提げている。そしてこのお坊さんも日傘を差している。こうしたいでたちにお咎めはないのだろうかと心配。雨や日差しを凌ぐための傘だけは取り上げないところに仏教の寛容さを感じた。

2 件のコメント:

  1. 「イケ僧」は良いけど、「ちょいワル」は増えないでほしい。
    K.A.

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  2. K.A.さん
    一般的にはそう言えますが、「ちょい悪」はいろんな分野でいるはず。やはり個人個人で判断するしか…。

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