2016年7月23日土曜日

(2995)スーチー氏、来月にも訪中 調整

 7月22日の朝日新聞より。スーチー国家顧問・兼外相が8月にも中国を訪問する方向で両国政府が調整を始めた。ミャンマー政府関係者によると、中國側の強い要請があり、8月中旬の実現を目指している。3月末にNLD主導の新政権が発足して以降、スーチー氏は隣国のラオスとタイを訪問。訪中が実現すればアセアン域外では中国が最初の訪問国となる。中国はインド洋に面するミャンマーを重視し、NLDを弾圧した軍事政権を支援してきたが、政権交代の観測が強まるとNLDに接近。新政権発足直後に王毅外相がネピドーを訪れ、スーチー氏の最初の外相会談の相手になった。中國には南シナ海問題を巡る対アセアン外交で味方につけたい思惑もあり、一方、スーチー氏も、国内少数民族勢力を集めた和平会議を目指し、中国の協力を得たい意向だ。

2 件のコメント:

  1. 少数民族対策には、中国の協力が必要ですな。訪中の結結果、どうなるのかな。
    K.A.

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  2. K.A.さん
    国家顧問の役職では軍を動かせないジレンマがあります。憲法を改正し大統領が軍を動かせるようにすることが大切。問題は軍というよりは「軍の政商」でしょう。

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