2016年7月18日月曜日

(2990)スーチー氏、未停戦勢力と初協議 和平会議実現へ一歩か

 7月18日の朝日新聞デジタルより。スーチー国家顧問は17日、政府軍との全国停戦協定に応じていないカチン独立機構(KIO)など7つの少数民族武装組織の代表とヤンゴンで初めて協議した。スーチー氏はすべての当事者を集めた和平会議を8月下旬にも開きたい意向で、参加を呼び掛けた。同国では1948年の独立直後から、自治権の拡大などを求める少数民族の武装勢力と政府軍の間で内戦が続いてきた。2011年、テインセイン前大統領は、全武装勢力との全土停戦を目指したが、昨年までに約半数の8組織しか応じなかった。スーチー氏は今年3月NLD主導の主導の新政権が発足したのち、国内和平の実現を当面の最優先課題に設定、これに応じていない勢力を和平協議に加えたい意向。7組織は政府軍による北部での攻撃中止を要求した。

2 件のコメント:

  1. 「政府軍の北部での攻撃中止」の要求をのんで、全面的な和平会議が早急に開催されますように。
    K.A.

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  2. K.A.さん
    少数民族は自治権を強く要望していますが、その要望の中心は高価に売れる特産品(宝石、チーク材、麻薬類など)を政府と地方がどのように分けるかが問題。軍に絡む政商も存在しており複雑です。でも話し合いで解決はできるでしょう。

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