2016年2月14日日曜日

(2835)LEDの後光を放つ仏像 ヤンゴン

  2月13日の日経新聞電子版より。ヤンゴン市内で最大級の「シュエダゴンパゴダ」を訪れた。夜間、中心地は街灯さえまばらなのに、大小の仏塔はライトアップされ、ここだけはこうこうと明かりがともっていた。そんな中、ひときわ異彩を放つのが、居並ぶ仏像を背後から照らすLEDの後光だ。カラフルな光が明滅するさまは、歓楽街のネオンサインのよう。寺での過ごし方も独特だ。日本ではピンと背筋を伸ばして仏像に向き合うのが一般的だが、こちらは何ともゆるい。敬虔な仏教徒が多いミャンマーでは、仏像はとても身近なもの。まるで自宅にいるようにくつろいだ気分になるのだろう。自分のことはさておき、電飾で仏像を派手に飾り立てるのも、功徳を積む方法なのだ。そう考えると「歓楽街」の仏様たちが、熱狂的な歓声を浴びるポップスターのように見えた。

2 件のコメント:

  1. なるほど、なるほど。「シュエダゴンパゴダ」は夜の歓楽街でもあるんですな。

    K.A.

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  2. K.A.さん
    この記者は「歓楽街」とバッサリ言い切ったが、どうも言い過ぎの感じ。せめて「日本の神社・仏閣に比べると」とか、前置詞が必要な気がするが。

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