2016年1月8日金曜日

(2798)カレン州で密輸車両の一斉摘発キャンペーン展開

  1月6日のミャンマーエクスプレスより。カレン州警察は密輸入された車両の一斉摘発キャンペーンを1月16日から開始する。直前の15日間は周知期間とされる。この発表には地元住民から批判の声が上がっている。ある密輸入車売買業者は「テインセイン政権の5年間、摘発は一切なかった。政権移行期になって行うのは、現政権が政情の混乱を狙ってのことではないか。摘発の情報が広まったせいか、パアン市内でも、パアン~ミャワディの幹線道路でも、通行する車はほとんどない。輸送が困難になり、確実に物価が上がり、困るのは一般庶民だ」と話す。また「カレン州には密輸ルートが17もあり、車両の密輸入は警察や地方政府当局から黙認されている」とも。同州で走る車両の多くは密輸入車で147万円のフィットが、4万円台で売りに出されている。

2 件のコメント:

  1. 周知期間15日では困りますな。一体どうなるのかな?

    K.A.

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  2. K.A.さん
    摘発が5年間なかったということは、業者と地方政府の間に暗黙の話し合いがあったのでは。街から車が見えなくなったということは、オーバーな表現と思うが、政府や警察が狙っていた状況ではないのか。

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