2015年1月6日火曜日

(2429)償い、電気と感謝生む

  1月6日の朝日より。ヤンゴンから北に350㌔、ロイコーを流れるバルーチャン(鬼の川)は郊外に出ると高低差500メートルの急流となり、谷底にある水力発電所は、日本の協力で1960年に完成した。その6年前、山口氏(87)は近くの一帯をはいずり回っていた。発電所はいま設備の補修作業の真っ最中。修復にかかる67億円はODAの贈与なのだ。日本は54年、ビルマに720億円の戦争賠償を払うことを約束、うち177億円をこの発電所建設に充てた。その際送電線建設のための道路が開かれた。いわゆるタングーロードだ。その後発電所は3つに増え、全国の使用電気量の8%をまかなっている。国内ではいま23の水力発電所が稼働している(以上)。上記タングーロードについては伊藤博一著「トングーロード」岩波新書(1963年発行)が参考になる。

2 件のコメント:

  1. 賠償として、最適プロジェクトの一つでしたな。
    補修にあたり、一層の改善・改良を期待したい。

    K.A.

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  2. K.A.さん
    そうですね。同感です。この地区には無数の地雷がばらまかれていたようですが、その問題も解決したようですね。

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