2015年1月19日月曜日

(2442)ヒスイに中国マネー ミャンマーで「長者」続々

  1月17日の日経電子版より。ミャンマーで特産のヒスイの売買が活況だ。最大の集散地マンダレーの市場で目立つのは中国からの仲買人、多くの「ヒスイ長者」を生み出している。国内では、隣国の経済支配に対する懸念が根強く、人々の間には不満もくすぶる。中国人の目当ては原石で、碁盤ほどの大きさで約6千万円。2013年度のミャンマーからのヒスイ輸出額は、前年度比3倍の約1200億円、総輸出額の1割に相当し、その9割は中国向けだ。00年代、欧米の経済制裁で国際的孤立を深めた軍事政権は中国に接近した。ミャンマー北部で中国による大規模ダムの建設が始まり、自国の資源開発に対する住民の不満は高まった。シャン州でも大規模なヒスイ交易場の建設が進む。人々の懸念をよそに、ヒスイを介した両国のつながりは深まる一方だ。

2 件のコメント:

  1. 天然資源には限界がありますな。テインセイン政権としては、
    将来計画を示して住民の不安を解消しなくては…。

    K.A.

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  2. K.A.さん
    そうですね。それと中国人が莫大な利益を得てるという点でも、住民の不満が大きくなっているようです。

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