2015年1月28日水曜日

(2451)読了「東南アジア」(桜井・石沢・桐山 共著)、朝日新聞社発行

  地域からの世界史第4巻、1993年2月発行、261頁、1600円。本書では東南アジアの歴史を年代順に解説し、序章では、東南アジア世界の成立、東南アジアの時代区分、東南アジア基層文化の成立などを論じ、以下①1世紀から13世紀まで(海のシルクロード、ボロブドゥールの建立など)、②14世紀から19世紀まで(近世への胎動、商業の時代、大航海時代、植民地と華僑、分裂する東南アジアなど)、③20世紀(第二次世界大戦と東南アジアの独立、ベトナム戦争と開発独裁の時代など)と続く。このように東南アジア全体の歴史紹介であり、ビルマ関係も散在してはいるが、系統的に見るには無理を生じる。まず東南アジア全体の歴史の流れを把握した上で、「ビルマ」に移るというスタンス(読み方)が大切であろう。本書籍の前所有者E氏に敬意を表す。

2 件のコメント:

  1. E氏は碩学ですな。
    そのことを認めること自体、同氏にとって大変喜ばしいことでは…。

    K.A.

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  2. K.A.さん
    確かに碩学の徒です。ビルマの関する書籍はもちろん、一見関連の薄いと思われる周辺からも知識を得ようとしています。私にはちょっと真似できない考え方です。。

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