2015年1月12日月曜日

(2435)日本の自衛隊に「民主主義国家」を見出すミャンマー国軍幹部

  私はミャンマーの現体制を「軍事政権下の民主主義」と称し、真の民主主義とは異なると考え、時にテインセイン大統領の巧妙な策略かもしれないとしてきた。この結論はいまだ分からないが、一つの打開策らしき記事が標題の見出しで1月3日の産経新聞に掲載されていた。それによれば、ミャンマーの民主化の実現は国軍の協力なくしては不可能という。日本財団(笹川陽平会長)は日緬将官級交流プログラムを実現し8日、イエアウン中将以下、少将4人、准将2人、大佐2人、中佐1人の計10人が来日、一行は、防衛省、防衛大学校、陸・空・海自衛隊基地などを訪問した。ミャンマー国軍はいままで中国との関係が深かったが、日本との交流を通じ、民主主義国家における軍の役割を知る意義は大きい。国軍自ら、上記プログラムに参加したことは評価される。

2 件のコメント:

  1. 「日緬将官級交流プログラム」とはうまく考えましたな。成果が期待されそう…。

    K.A.

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  2. K.A.さん
    軍人が政治を行うことのバカらしさは、日本人は身に染みて感じています。軍人は国を守る軍隊のことを考えるべきです。そういう意味で、自衛隊との交流は素晴らしいアイデアだと思います。

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