2014年11月14日金曜日
(2376)ミャンマー・タイ国境 政府と武装勢力の共存
11月13日の朝日電子版(特派員リポート)より。「ARMY」と書かれた服の若者から「千チャット(約100円)!」と言われた。カレン州のタイ国境へと続く道が難関のドーナ山脈に差し掛かったところだ。運転手は「DKBA(民主カレン慈善軍)だよ」と苦笑する。DKBAは2011年に政府と停戦を結んだカレンの武装勢力、生計を立てるためゲートをつくって、勝手に金を取っている。DKBAのほかKNU(カレン民族同盟)も同じ時期に政府軍と停戦、ヤンゴン・メソト間の旅行が可能となった。しかし最近小規模な戦闘が再燃した。かつて国境地帯を支配した武装勢力は、密貿易や通行料聴取などで資金を得ていたが弱体化、一方政府側も和平を進展させるために、武装勢力側に多少の商業活動の余地を与えている。互いに武装しているが、両者は「安定」を保っている。
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平和であることは喜ばしい。
返信削除でも一時的ではなく、永久的な平和の実現を…。
K.A.
K.A.さん
返信削除その通りです。この問題の解決には、あと数年はかかるでしょう。少数民族問題は、日本人にはわからない「怨念」の問題がありそうです。