2014年11月12日水曜日

(2374)日本の技ミャンマー外交に一役

  11月12日の朝日新聞より。副題は「東京芸大が壁画複製 ASEAN首脳会議お土産に」。ミャンマーの文化財である壁画の複製品を、東京芸術大学が作成した。壁画の質感まで本物そっくりに再現できる芸大の複製技術の高さがミャンマー政府に評価されて依頼を受けた。12日からミャンマーで開かれ、安倍首相も出席するアセアン関連の首脳会議で、同政府から記念品として各国首脳に送られるという。芸大が複製を手がけたのは、バガンの仏塔内にある、踊る人々の様子などが描かれた12世紀ごろの3場面の壁画(25個)。今年6月末、国立博物館を建設中のネピドーを芸大関係者が訪問、展示室内の壁画をつくる協力要請を受け、10月に再度訪問したときに首脳会議の記念品作成を依頼された。芸大生や卒業生ら約10人で、約2週間かけて作成したという。

2 件のコメント:

  1. いい話題ですな。現在の最高技術での複製品だから、さぞ喜ばれたことでしょう。

    K.A.

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  2. K.A.さん
    確かにいい話題です。東南アジア一帯には、古代の芸術品がたくさんあるはずですが(特に仏教遺跡)、保存という発想が乏しいため、朽ちて消滅します。このような技術をぜひ活用したいです。

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