2011年4月12日火曜日

(1064)タイ国境の難民キャンプ閉鎖?

  今朝の朝日新聞によれば、タイ政府は国内9か所の主要なビルマ難民キャンプの閉鎖を検討し、14万2千人の難民に帰国を促すという。今春のビルマ新政権発足でビルマが民政移管したことから「時期はいえないが閉鎖を目指している」とし、ビルマ側とも協議を始めているという。この難民キャンプには、軍政の迫害から逃れたビルマの少数民族が生活している。昨年10月にはタイのカシット外相がミャンマー総選挙後にキャンプを閉鎖する意向を示したが、国際社会から批判され、「発言が誤訳された」と内容を否定した。難民キャンプでは、海外への移住を支援する「第三国定住」が実施されており、日本も昨年から協力して5家族27人を受け入れた(以上)。ビルマ軍によって迫害されたカレン人が帰国を承服するとは考えられない。このとばっちりが、日本の難民(申請者)にも及んで、入管の帰国促進が心配。

2 件のコメント:

  1. 難しい問題だと思うけど、良識あるタイ政府は、難民の意向を熟慮し、かつ国際社会から称賛されるような行動をしてほしい。
    K.A.

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  2. K.A.さん
    タイの情勢がいまひとつはっきりしませんね。例の黄色派と赤派。ビルマ新政府が本気で帰国させるのかも不透明、すぐ決まることはないでしょう。(N)

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