2016年3月1日火曜日

(2851)「スーチー大統領」を断念 NLD 軍との連携優先

  3月1日の朝日より。昨年11月の総選挙で国会の過半数を得たNLDは、スーチー氏の大統領就任を模索して、国会での大統領選出手続きを3月17日まで先送りした上で、国会の4分の1の議席を有し、国防や内務など3閣僚を送り出せるなど、強い政治権限を持つ軍と交渉。軍の同意を得て特別法を制定し、憲法の大統領資格条項を一時凍結しようとしてきた。交渉では、軍側が全国に14ある州・管区政府のうち4つについて、行政トップのポストを要求。NLDが応じれば「スーチー大統領」を容認する可能性を示唆したという。だが交渉は妥協に至らなかった。現政権や国軍内で反発が強く、安定した政権運営に不可欠な、軍との連携をまず優先した形だ。スーチー氏は外相に就任するとの観測が出ている。ただ実質的にスーチー氏が政権を率いる形になろう。

1 件のコメント:

  1. 軍との連携優先はやむをえないですな。

    K.A.

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