2016年3月18日金曜日

(2868)スーチー氏入閣せず、閣外から統率

  3月18日の日経電子版より。ミャンマー与党、NLDのアウンサンスーチー党首が、3月末に発足する新政権に入閣しない見通しとなった。NLDは17日、10日付で国会内に「国会発展調整チーム」を発足。スーチー党首が同組織の代表に就任したと発表した。スーチー氏は、与党党首として国会の活動に専念し、閣外から新政権を統率するようだ。ミャンマーの憲法は、閣僚の政党活動を認めておらず、入閣した国会議員は自動的に議員資格を喪失する。今回、スーチー氏が国会の小委員会のトップに就任したことで、新政権発足後も、同氏が与党の党首としての活動を継続することが確実になった。新政権でのスーチー氏の処遇については、外相就任も取りざたされていた(以上)。憲法に明記してあるのに、なぜ「外相就任か」などの説が流れるのか、不安だ。

2 件のコメント:

  1. 「国会発展調整チーム」とは苦肉の策ですな。ご健闘を祈る。

    K.A.

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  2. K.A.さん
    日本でいう「官邸」みたいな組織かな? 3閣僚は軍人の指定席、結局閣内で対立が起こる可能性がある。両者の協調が大切だ。

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