2013年1月3日木曜日

(1696)「戦場にかける橋」泰緬鉄道ミャンマーで再生へ

  読売新聞1月1日電子版。第二次大戦中に旧日本軍がタイからミャンマーヘ軍事物資を輸送するために建設した泰緬鉄道のルートに、ミャンマー政府が新たに鉄道と幹線道路を建設する計画が明らかに。戦時中動員された捕虜などが多数犠牲になり、いまも「死の鉄道」と呼ばれており、現在は廃線状態。政府はタイとアンダマン海側を結ぶ「貿易鉄道」として再生し、少数民族地域(モン、カレン)の経済浮揚を図りたい考えだ。戦時中、鉄道のミャンマー側起点だったタンビュザヤから、国境のスリーパゴタパスまでの約100キロに建設する。モン州の州都モーラミャイン周辺に貿易港を整備する計画もあり、鉄道と道路が完成すればタイ、ベトナム側からインド、欧州方面を結ぶ新動脈となる。アウンミン大臣は「外国から資金を得たい」と開発援助を期待している。

2 件のコメント:

  1. 少数民族対策にも繋がり、大いに期待されますな。
    K.A.

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  2. K.A.さん
    この地で多くの犠牲者が出ましたので、泰緬鉄道の再生の話に怒る人も大勢いると思います。今後は、アジアとヨーロッパをつなぐ動脈としての意義を納得させることが大切でしょう。

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