2013年1月21日月曜日

(1714)読了135冊目:「ミャンマーの侍山田長政」

  副題は「侍の末裔と古文書が語る長政残党伝説」、沖田英明著、2010年11月・東洋出版発行、377頁、定価1500円。山田長政は沼津で殿様の駕籠かきをしていたといわれ、1611年にシャム(現在のタイ)にわたり、アユタヤで日本人部隊のリーダーとして活躍したといわれる人物、当時の国王から厚い信頼を受けていたが1630年、国王の死後傷口に毒を塗られ、死亡したという謎の人物。著者はこの山田長政らの侍が、ミャンマー・チャイントンに逃亡し、末裔たちがその地区にいるはずと思い込み、必死になってその足取りを探す。侍たちはゴンシャン族と称していたらしいと知り、そのゴンシャン族の住む部落を探し尋ねた。彼らは日本刀に似た刀を持っており、風習も日本人に似ているが、確たる証拠は得られない。内容はチャイントンの旅行記の感もする。

2 件のコメント:

  1. なかなか興味のあるお話。再訪記など、続編がほしいですな。
    K.A.

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  2. K.A.さん
    私が一読しての所感は、「大嘘」を延々と書いているという感じ。でも「大嘘」だという証拠もありません。何とももどかしい作品です。

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