2008年7月19日土曜日

(69)ビルマ人難民認定第1号は?

(2008年7月19日)
  私はビルマ人の難民認定に関心がある。現在、ビルマ人の難民申請者が千五百人以上もいるのに、認定された人は一年にわずか数十人、「難民に冷たい国」といわれても返す言葉がない。そもそもビルマ人の難民第1号は誰であろうか。私の書棚に、「難民認定」(副題:ミャミャウインが語った1500日)という単行本がある。著者根津清、ダイヤモンド社、1992年10月発行、この本の表紙裏に彼女のサインが大きく記されている。本書によれば1992年4月20日、法務省名古屋入国管理局から呼出しがあり、本人と息子(ミンウー)と甥(ウインナイン)の3人がビルマ人として始めて難民認定書をもらったとある。ミャミャウインとウインナインは確かにビルマ民主化のために活躍した。特にウインナインは千葉大で博士号を取得、在日ビルマ人協会会長の要職をこなした。しかしその後、ほろ苦い事態となってしまった。

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