2008年6月27日金曜日

(48)ホントの難民??

(2008年6月28日)
 先日、タイ・ビルマ国境の街まで旅行したビルマ人がいた。彼は在留特別許可を得ており、日本政府発行の難民旅行証明書で出かけた。国境地帯には幾つかの難民キャンプがあり、現在15万人ぐらいが住んでいるという。このキャンプに住んでいるビルマ人は、政府軍に追われて国境を越えた人々であり、貧しい暮らしだが健気に生きており、彼はこれが「本当の難民」だという。この話を聞いて、私は、教室の同僚の鈴木貴子さんが書いた「国境の難民キャンプ訪問記」(ミンガラネットワーク会報12号26-33頁 2001年7月発行)を思い出し、読み返した。大変文章が上手で胸に迫る内容であった。確かに本当の難民といえよう。一方、ビルマ本国にいて民主化を唱えたために刑務所に入っているビルマ人も「本当の難民」といえる。とすると、東京で元気よく民主化運動を叫んでいる人たちは何と呼べばよいのだろうか?

2 件のコメント:

  1. ずいぶんと懐かしい記事が出てきましたね。

    ところが今もそのキャンプはなくなるどころか、逃げ込んでくる人、生まれてくる子どもでどんどん人口が増え続けているそうです。

    日本に住んでいる難民は…民主活動家といえばいいのでしょうか?少なくとも認定される前は、ね(^^)

    でも、近頃よく聞く「ネットカフェ難民」を「難民」と呼ぶのは、ちょっとやめてほしいですねぇ…(^^;

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  2. ネットカフェー難民・・・なんか不意打ちを食らった感じ、我々が対称にする難民ではないけど、彼らを支援するNPOなんか出現すのかなあ。(N)

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