2008年6月23日月曜日

(43)面白い!「ビルマ国境ニュース」

(2008年6月23日)
 熊切さんが発行している「ビルマ国境ニュース」を知ったのは今年2月のことだった。私はかねてからビルマ民族と非ビルマ民族の関係が気になっていたのだが、この「ビルマ国境ニュース(No9号)」を読んで頭の中が「グァ~ン」となった。私の知りたいことがずばり書いてあった。この問題は両民族とも口には出せない問題なのだ。事実この13年間聞いたことがない。しかしこの問題がすっきりしなければビルマの民主化は進まないであろう。たまたま昨日、熊切さんに第10号を頂きすぐに熟読した。「ビルマ大使館前の在外投票事件」の記事はショックだったが、それにもまして「いま入管ははち切れんばかり!(上下連載)」は我が意を得たりと叫びたい。私は入管職員が難民関連の仕事をするのは邪道と思っていたが、熊切さんは一歩進んで国連難民高等弁務官事務所の参画も必要だと明確に言い切っている。喝采。

1 件のコメント:

  1. コメントしていただき、ありがとうございます。うれしいです。

    難民を受け入れるかどうかは、いっぽうでは受け入れ国の主権にかかわる事柄ですが、他方では国際的な枠組みの中で判断しなくてはならない事柄でもあります。この双方のバランスが上手く取れていれば問題はないのですが、日本のように受け入れ側の態度が国際的基準を満たしていない場合は、UNHCRのような国際組織がより積極的に働きかけるべきだと思うのです。

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