2008年6月11日水曜日

(30)ドイツでの難民申請

(2008年6月11日)
   「ミンガラ日本語教室」の卒業生の大部分はビルマに戻っているが、他の国に住んでいる人も少なくない。昨晩、ドイツのミュンヘンにいる元生徒のKさんから電話が入った。3年前にオーバーステイで強制送還となり、ビルマに帰国したが、その後ドイツに行き難民申請をした。日本と違い難民になるには、ドイツ語の習得が必須であり、現在ドイツ語の教室で勉強中。日本語能力試験と同じようなドイツ語能力試験2級に合格すれば難民になれるという。この学校の授業料は無料。短時間働くことも自由でKさんはお掃除の仕事をしている。難民になるということは、その国に住むということであり、言葉の習得が何よりも大切なのに日本政府はこの観点が欠如しており、結局我々ボランティア団体が、難民申請にも日本語を教えることになる。私が関わっている二つのボランティア活動「日本語教室」と「難民たすけあいの会」は、結構大切な活動だよなあ。

1 件のコメント:

  1. ドイツと日本の難民受け入れの相違考えさせられますね。ドイツでは戦時のナチスのユダヤ人排斥と戦後のトルコ人労働者の受け入れとその帰化などの経験も生かされたのでしょうが。
    難民への日本語教育ボランティア活動に敬意を表します。

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