2008年6月14日土曜日

(34)難民申請者(牛久)の資料整理 遅々と

(2008年6月14日)
  昨日は1日かけて牛久入管訪問時の書類整理に取り組んだ。なにしろ厚さ10センチの大型ファイル2冊に無造作に集められていた膨大な資料だ。内容は面会記録や仮放免申請書、彼女らがビルマ語の雑誌に投稿したエッセーや詩の翻訳文などを名前別に整理しなおそうというもの。まだ1・2年前の資料だが、彼女らの懐かしい発言や悲痛な訴え、そして渾身の力で書き上げた軍政批判のエッセーや詩の原文と共に、私が関わった翻訳文が目に飛び込んでくる。中にはたどたどしい日本語での私宛の感謝の手紙や可愛い絵もたくさんあった。あらためて読み直してみると、彼女らの真剣な訴えが私の心を打つ。しかし、このような彼女らの叫びを生かしてあげる機会はあまりにも少なく申し訳ない。私が牛久で面会した42人のビルマ人女性よ、初心を忘れず、一緒になってこの日本で住み続けよう。資料整理は今日も続く。彼女ら一人一人の心情を思い出しながら。

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