2008年6月17日火曜日

(37)どうなった 不法滞在者半減策

(2008年6月17日)
 今日入管協会発行の「国際人流」という雑誌を読んだ。それによれば、政府は「世界一安全な国、日本」という掛け声の下、平成16年から20年の5年間で、不法滞在外国人を半減させるとの数値目標を立て、入管、警察ともども摘発に力を入れてきた。平成16年当初の不法残留者が21.9万人、不法入国者が3万人、合計24.9万人いたとあるが、4年経過後の現在(平成20年1月)には不法残留者15.0万人、不法入国者2.4万人、合計17.4万人というのが実情のようだ。結局この4年間で、ちょうど70%まで減らしたことになるが、半減なんてまだまだ遠い話で、数字上はとても達成不可能と思われる。しかし、数値目標を立てると、何とかして達成しようとするのが日本人の気質、でも今年(平成20年)はあと半年しかないので、入管や警察は最後の力を振り絞って、何とか目標を達成しようとするかもしれないね。

3 件のコメント:

  1. 不法滞在外国人といっても、人身売買の被害者や組織犯罪に関係している者はほんの一部で、あとは移住労働者か、難民です。これらの人々に適切な滞在ビザを認めれば、またたくまに不法滞在外国人は減ると思うのですが、どうやら入管は捕まえて送還することばかり考えているようです。

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  2. コメント有難う。入管の主な仕事は、不法残留者を捕まえて帰国させることであり、同じ入管が難民を決め保護するという発想はそもそも無理だよね。消費者保護庁もいいけど、難民保護庁が欲しいよね。難民鎖国という悪いイメージを打破するためにも。

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  3. 不法滞在外国人はともかくとして、それより危険なのは、キケンな日本人犯罪者では?などと思ってしまう私…。

    秋葉原の殺傷事件のあとも、職務質問されるのはアジア系外国人が多かったのですって!
    参りますね…。

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