2008年6月18日水曜日

(38)ミャンマーに国名変更の日

(2008年6月18日)
 昨日の朝日夕刊に「明日は何の日」というコラムがあり、「ミャンマー」に国名を変更した日とある。「明日」というのは即ち今日のこと、6月18日のことである。1989年にビルマ軍事政権が国名の英語表記を従来の「ビルマ」から「ミャンマー」に改めたのだ。その理由は「自国の発音に忠実に」。これを受けて日本の外務省も翌月、日本語の表記を「ミャンマー」に変えた。しかし大阪大外国語学部の見解は、軍事政権は「ミャンマー」が全民族を含んでいると偽っており、少数民族の立場を考えると受け入れがたいとしている。私は「ミャンマー」も「ビルマ」も語源は同じで、口語的表現と文語的表現の違いに過ぎないと考えている。とすると阪大のいうとおり「ビルマ」も「ミャンマー」も人口の7割を占めるビルマ族だけを指す呼称となる。3割もいる少数民族を含めた呼称は本当に無いのかしら。私は「ビルマ」を愛用しているのだが。

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