2015年11月19日木曜日

(2748)新政権名誉ある地位へ再生を 私の視点欄

  朝日新聞11月19日、元ミャンマー大使・津守滋氏の投稿。軍政に弾圧されてきたスーチー氏は、2011年に軍出身のテインセイン大統領と会見し、歴史的な和解への一歩を踏み出した。依頼、基本的には同大統領の改革路線を支持してきたが、最近は憲法改正や、軍の国政関与を巡る意見の相違が顕在化し、選挙戦では激しく対立した。とはいえ、スーチー氏は同大統領の改革の実績を十分に評価していると思われ、そこに新政権との連続性が認められる。この連続性を重視してほしい。また国軍の経済利権をどう扱うかが腕の見せ所だ。一方、スーチー氏の改革意思に疑念を生じさせる事例もある。銅鉱山での紛争や、ロヒンギャ問題だ。明快で公正な基本方針を定める必要がある。彼女の行政能力への疑問もあるが、まずは実績を積み重ねていくことだ。

2 件のコメント:

  1. 軍政の弾圧に耐えたスーチーさんに、全幅の信頼を‥。

    K.A.

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  2. K.A.さん
    スーチー氏にとって、今までよりももっと重い責任が課せられている。善きカリスマ性を発揮してほしい。

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