2015年11月15日日曜日

(2744)ミャンマー新政権に難題 組閣・改憲・治安安定

  11月13日の日経新聞電子版より。8日に実施された総選挙でNLDが来春、新政権を樹立することが決まった。しかし多くの難題が山積する。①2月の大統領選、党の最高機関である中央執行委員会は、スーチー氏より高齢だ。今回、大量に当選した新人議員は、政治経験に乏しく、いまだに有力な大統領候補の名前が上がらない。スーチー氏は「新大統領には権限がなく、すべてを決めるのは私」と述べた。大統領とスーチー氏の二重権力体制になれば、内政が混乱しかねない。②憲法で国防相、内務相、国境相の3ポストは軍人の指定席。政権運営でも国軍幹部との連携が欠かせない。③少数民族との停戦交渉も重要だ。組閣、改憲、治安安定の3つの課題解決は、国軍と和解が重要。一方 安易に軍と妥協すれば、国民の反発を受ける可能性がある。

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