2015年11月19日木曜日

(2747)ミャンマー新政権へ(中) 大学形骸化 人材育たず

  19日の朝日より。副題は「教員、塾で副収入」。ヤンゴン郊外の一学生(18)は一昨年大学化学科に進学、興味があったわけではない。「自分の点数で入れる中で一番レベルの高い学科だったから」。ミャンマーでは1964年以降、全国統一の高校卒業試験の点数で大学と学科が割り振られる制度が続いている。入学したての頃、先生は「講義に加えて塾を開いています」と。毎週土曜に塾に通う日々が始まった。同級生ら約50人が参加し、朝から午後まで先生たちが入れ替わりで教え、大学の試験はそこから出題された。塾代は4か月で約6千円、教員の給料も少ない。研究の場というイメージからは遠い現実。識者は「中央集権的な制度の変更」を訴える。軍政時代、若者はその大学にも通えなかった。「国の成長の潜在力に人材がついていけない」と嘆く。

2 件のコメント:

  1. まさに発展途上国ですな。でもこれからが楽しみ‥。

    K.A.

    返信削除
  2. K.A.さん
    その通りですね。いまの30代、40代は大学閉鎖が続き、一番学力が低下しています。その年代が新生ミャンマーを担うのだから、ちょっと心配。

    返信削除