2015年9月20日日曜日

(2688)戦後防衛政策の大転換、安保法成立、

  9月19日未明、参院本会議で集団的自衛権の法制化が決定。国会外での「戦争反対!」、「九条守れ!」、「憲法違反!」などのラップ調とも思える叫び声が続く中、議長席での見苦しい乱闘も見られた。私は60年安保闘争を思い出した。1957年(私が30歳の頃)、岸信介首相が安保改定に乗り出し、やがて反対デモが活発化し、60年5月19日には新安保条約を強行採決。この後岸内閣退陣を要求する抗議デモへと変わり、6月15日には国会での衝突の中、東大生・樺美智子が死亡。デモには過激派も加わり、街中が騒然となった。その後平和日本が続き、経済も見違えるように躍進した。60年安保は大騒ぎし過ぎたのではないか。その時の情景から比べれば、今回の議会内外の騒ぎは規模も遥かに小さく、国民の意向も先鋭的ではなかった。

2 件のコメント:

  1. 樺さんが亡くなったのは、60年安保でしたか。
    本当に気の毒なことでした。

    K.A.

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  2. K.A.さん
    私が言いたかったのは、あれだけ反対があっても岸信介らが法案を通したために、今日の日本の繁栄が導かれたということ。今回の反対運動には、若い人たちも大勢参加していたが、なぜか大人の風格があり、デモも成長したなあと思いました。

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