2015年9月15日火曜日

(2683)ミャンマー総選挙⑤ なお危うい言論 (最終回)

  9月13日の朝日より。留学する英国の大学が夏休みで、ヤンゴンに一時帰国したMさんは、今回の水害支援についてフェイスブックに「どうか寄付を」とページを立ち上げた。1か月で27万円が集まり、地元NGOに寄付した。2011年の民政移管後、政府は報道の事前検閲を廃止。民間日刊紙がほぼ半世紀ぶりに復活し、現在10紙が発行されている。インターネットも普及し、携帯電話の普及率は軍政末期の7%から57%に増えた。08年のサイクロン被害の様子はなかなか伝わらなかったが、今回はすぐ広まった。総選挙でも候補者はネットをフルに活用する。だが、政府はいまも通信インフラを管理している。民主化を掲げるスーチー氏率いるNLDは、党内の候補者に当面は取材に応じないよう指示。その情報統制の姿勢にも懸念の声が出始めている。

2 件のコメント:

  1. スーチーさんの指示は一時的な対応で、間もなく取り消されるのでは‥?

    K.A.

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  2. K.A.さん
    NLD側の情報が、政府側に筒抜けという状態を避けるための措置だと思います。しょうがないか。

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