2015年9月17日木曜日

(2685)法務省任せでよいのか 難民問題

  9月16日の朝日社説欄より。欧州へ押し寄せる難民を巡って、各国が受け入れを表明している。カナダ、豪州、ベネズエラなどに続いてオバマ米大統領も1万人の受け入れを準備するよう指示した。このような中、外国人の受け入れに関して、今後5年間の政府方針となる「第5次出入国管理基本計画」が決定した。そもそも出入国管理の観点だけで難民問題に向かうことに無理がある。計画をまとめた法務省任せにせず、省庁を横断した政府全体での取り組みが求められる。昨年日本が受け入れた難民は11人。これまでの延長では、国際的な責任を果たせないことは明白だ。途方もない数の難民は深刻な人道問題である(以上)。私は内閣府に難民保護庁を設けることを期待し、しばしば論じてきた。この朝日社説は、まさに我が意を得たりの感がある。

2 件のコメント:

  1. そもそも難民問題は世界的な大問題であり、その発生源の根絶に、「なぜ国連が関与しないのか?」不思議に思う。

    K.A.

    返信削除
  2. K.A.さん
    IS国にかなう力は国連にはないのでしょう。アメリカが手を引いているので。国連は難民支援には力を入れているようですが。

    返信削除