2015年9月12日土曜日

(2680)ミャンマー総選挙④ 行政・経済 根強い軍支配

  9月12日の朝日より。白衣に黒いリボンを付けた医師約100人が6日にヤンゴンの第2医科大学に集まり、「保健省の軍隊化にノーを」と書かれた横断幕を広げた。保健省に国軍の将校や軍医が幹部として大量転籍する・・・こんな情報に抗議した。参加した一医師は、医療を担う役職に素人の軍人の「天下り」は反対と訴えた。1962年のクーデターで政権を握った軍は、将校を省庁に送り込み政治支配を続行。現在36大臣のうち28人は軍出身だ。軍の支配は経済界でも強固だ。ヤンゴンの「ガンダマホールセール」は軍関連企業ミャンマーエコノミックホールディングス(MEHL)の傘下にある。幹部が元軍人のMEHLは、銀行など50社でつくる国内最大級の企業グループ。経済専門家は、「NLDが軍の政治経済支配に切り込むのは容易ではない」とみる。

2 件のコメント:

  1. 仕方がないですな。徐々に改善されますように‥。

    K.A.

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  2. K.A.さん
    NLDが優位だと言われても、軍政が強気なのは、たぶんこの点でしょう。財閥の存在、日本でもありますが、ミャンマーの財閥も日本を見習ってほしい。

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