2015年9月10日木曜日

(2678)ミャンマー総選挙② 排除されるイスラム教徒

  9月19日の朝日より。「資格なしと判明した。立候補届け出を取り消す」。ヤンゴンに住む下院議員シュエマウン氏の自宅に8月下旬、選挙管理委員会からこんなファックスが届いた。同氏はラカイン州の選挙区から再選を目指していた。「ロヒンギャ」を自称、2010年の選挙ではUSDPの候補として当選した。今回の立候補取り消しは「宗教以外に理由は見つからない」と嘆く。選管は今回88人の立候補を認めなかったが多くがイスラム教徒とみられる。人口の9割とされる仏教徒には、イスラム教徒に嫌悪感を抱く人は多い。そんな中、仏教僧らの組織「民族宗教保護委員会」の力が増す。仏教徒女性とイスラム教徒男性との結婚制限を5百万人の署名を集めて8月に成立させた。野党NLDにも、イスラム教徒の候補者はいない。スーチ氏も沈黙したままだ。

2 件のコメント:

  1. イスラム教徒排除は頂けませんな。何時まで続くのかな?

    K.A.

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  2. K.A.さん
    イスラム教徒排除は永遠に続くでしょう。そのうち「IS国」がアラカンに押し寄せてくる可能性もあります。スーチーさんでも解決は無理でしょう。

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