2015年4月24日金曜日

(2537)ミャンマー政府:コーカン地区内戦で兵士126人が死亡

  4月22日の国営テレビ(ミャワディ・テレビ)より。ミャンマー国軍と少数民族コーカン族の武装勢力であるミャンマー民族民主同盟軍(MNDAA)との武力衝突で、国軍兵士126名が死亡し、359名が負傷したと報じた。また国軍兵士がMNDAAの74遺体を回収。加えて22名のMNDAAの兵士を拘束し、226の武器や弾薬も押収した。この武力衝突は、中国雲南省の国境に近いミャンマー北東部のシャン州コーカン地区で2月9日に勃発。数万人ものミャンマー人が国境を越えて中国へ避難した。MNDAAのスポークスマンは自治権を獲得するまでは闘いを継続する意思を宣言。1月から90名の兵士を失っているとのこと。また3月13日には中国雲南省の農村を国軍が爆撃、中国人13名が死傷。MNDAAは多くの犠牲者を出しながら戦いを続けている。

2 件のコメント:

  1. コーカン地区は本格的な戦争状態…。
    ミャンマー政府として、コーカン族を外しての停戦協定は無理なのかな?

    K.A.

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  2. K.A.さん
    ご指摘の通り、ミャンマー政府はコーカン族を外して、全国的な停戦協定を進めようとしています。コーカン族に対しては徹底的に戦う姿勢を示しています。コーカン族の背後には中国がいるので、どうなることやら・・・。

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