2015年3月16日月曜日

(2498)ラショー(ミャンマー北東部)、予期せぬ戦闘、失われた日常

  3月14日の朝日電子版(特派員リポート)より。中国に接するコーカン地区で2月9日に始まった政府軍と少数民族武装勢力との戦闘から逃れてきたN氏は、「戦闘が起こるなんて、噂すらなかった」とラショー(コーカン地区から南西130キロ)で語った。N氏はコーカン地区の中心都市ラオカイの清掃職員であったが、同市は平和で栄えていた。2月9日に市街戦が始まり、家族らと共に車で逃れ、僧院に避難した。コーカン地区の戦闘で、175人が戦死し、中国側に住民数百人が、ラショー側に2万人が避難した。コーカン族は武装組織「ミャンマー民族民主同盟軍」を結成、同地区を支配。同組織は軍政と協調して、アヘンの生産撲滅に取り組んだ。全国停戦協定は半年ぶりに16日から始まる。しかしコーカン地区での戦闘の激化は、難しい交渉をさらに複雑にした。

2 件のコメント:

  1. 全国停戦協定の復活を熱望…。

    K.A.

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  2. K.A.さん
    停戦協定は16日から始まるとありますが、いまだ始まったという情報はありません。困ります。

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