2015年3月21日土曜日

(2503)ミャンマーの麻薬基地「黄金の三角地帯」が復活

  3月13日の朝日電子版(ニューヨーク・タイムズ)より。タイとラオスに国境を接するミャンマーの悪名高き麻薬基地が「黄金の三角地帯」だ。そこは10年前アヘン用のケシ栽培も、ヘロイン密造も一掃され消滅に向かったかに見えた。ところがシャン州の村バンレームでは今、谷という谷にケシ畑が広がっている。国連調査によると、2006年と比べて3倍近い6万1千㌶に達している。アヘン用のケシ栽培はミャンマーでも禁じられているが、貧しい辺境地帯では他に生計を立てる道はない。アヘンの生産量を見ると、ミャンマーは世界第2位(第1位はアフガニスタン)だが、品質は世界最高だ。民主化と同時にアヘンが復活し、同時にこの高原地帯は武装ゲリラの「領地」となっている。役人や軍幹部も賄賂を認めており、政府も彼らの存在を必要としている。農民も。

2 件のコメント:

  1. 暫く時間をかけないと駄目かな…。

    K.A.

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  2. K.A.さん
    そうですね。この問題が「軍事政権必要」論に繋がっています。痛し痒しです。

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