2012年2月15日水曜日

(1373)中国にミャンマー難民1万人流入

  2月8日の北京共同(ロイター通信)によれば、ミャンマー政府軍と少数民族武装勢力のカチン独立軍(KIA)の戦闘が続くミャンマー北部から、中国雲南省に最大で1万人の難民が避難したという。中国当局は難民の流入を黙認しているが、公式には事実関係を確認していない。難民は女性や子供、老人が多いが、食料や飲料水が確保されておらず、感染症が発生するなど、人道的な危機に直面している。中国は今年秋の指導部交代を控え、北朝鮮からの脱北者の増加など、国境地帯の不安定化を懸念しており、ミャンマー難民の取扱いも慎重に検討しているという(以上概要)。本件は事実確認が必要だが、もし事実だとすると、テインセイン大統領の指示が、国軍の末端兵士まで届いていないことになる。人道問題でもあり、ミャンマー政府の発表を待つしかないか。

2 件のコメント:

  1. 現地の戦闘を即時停止するには、政治力が絶対必要ですな。
    テインセイン大統領、頑張って!
    K.A.

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  2. k.a.さん
    テインセイン大統領なら、上手に停戦させるでしょう。停戦させなければ、彼の目標の「経済再建」は遠のくばかりなので。問題はそのあとです。(N)

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