2012年2月8日水曜日

(1366)ビルマからの手紙(12-1)

  2012年1月30日の毎日新聞に本年最初の「ビルマからの手紙」が掲載された。「敬愛するハベル前チェコ大統領の死」、「寛大な心で歩んだ道」という見出しが並ぶ。スーチーさんはチェコスロバキアの反体制派の中心人物から、民主共和国の最初の大統領になったハベル氏を敬愛し文通もしていた。彼は高い知性と共に、寛大な心を持ち合わせていた。彼は死期が迫った1年前に電話をくれて、私が自宅軟禁を解除されたことを喜んでくれた。その後最後の手紙には、彼が主催する様々な国際会議にスーチーさんが出席できないことを知りながら招待状を送リ続けたが、これはあなたを思い続けていることを、この招待状を没収する当局者にも知らせるためとあった。彼がかつて歩んだ道を、今度は私たちがたどって行くにつれ、友をなくした痛切さが身に染みるだろう。

2 件のコメント:

  1. スーチーさんにとって、慈父のような人物の死は、大痛手でしょうな。
    でも、怯むことなく前進してほしい…。
    K.A.

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  2. k.a.さん
    スーチーさんは今頃ものすごく忙しいと思いますが、よく書いてくれますね。そして読むたびに頭のよい人だなあと思います。ただ若い人たちは大学であまり勉強していないので、スーチーさんを取り巻く若い人たちも、今からよく勉強して欲しいと思います。(N)

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